<相談概要>
- 破産管財人から勘定科目内訳明細書について説明を求められました。
- 破産管財人から勘定科目内訳明細書と資産目録の内容が一致していないことを指摘されました。
- ⇒勘定科目内訳明細書の売掛科目と、資産目録の売掛一覧が一致していない点の説明を求められました。
- ⇒勘定科目内訳明細書の貸付科目と、資産目録の貸付一覧が一致していない点の説明を求められました。
- ⇒勘定科目内訳明細書の資産科目と、資産目録の資産一覧が一致していない点の説明を求められました。
- 破産管財人に適切な説明ができなかったことから、長期間に渡り調査をされることになりました。
- 調査の対応にも苦労することになりました。
<解決方法>
- 破産管財人に説明をする為に一致していない点を調査しました。
- ⇒売掛債権の売掛先・売掛金額・売掛回収時期を再確認しました。
- ⇒貸付債権の貸付先・貸付金額・貸付回収時期を再確認しました。
- ⇒資産債権の資産状況・資産金額・資産売却状況を再確認しました。
- 上記を調査して破産管財人に報告しました。
<依頼者の声>
- 決算時に勘定科目内訳明細書のもととなる財務諸表等を不適切に税理士に報告していました。
- 不適切な報告が原因で勘定科目内訳明細書の売掛債権・貸付債権・資産債権の情報が、破産申立書類の資産目録と不一致する状況になっていました。
- 不一致を訂正して破産管財人に正確な売掛債権・貸付債権・資産債権を報告しましたが、破産管財人はすぐには納得してくれませんでした。
- 破産管財人からさらに以下の疑いがあると指摘をされることになりました。
- 売掛債権の報告漏れが意図的ではないか?
- 貸付債権の報告漏れが意図的ではないか?
- 資産債権の報告漏れが意図的ではないか?
- 破産管財人から資産隠しを疑われることになりました。
- 破産管財人に資産隠しではないと納得してもらうまでに2か月かかってしまいました。
- その結果、破産手続きが2か月停滞することになりました。
- 決算書の勘定科目内訳明細書と破産申立時に提出する資産目録が一致しているかを確認しておくべきでした。
- 決算書の勘定科目内訳明細書と破産申立時に提出する資産目録が一致していない場合、一致していない事情が確認できる証拠資料を準備しておく必要がありました。
- 決算書の勘定科目内訳明細書と破産申立時に提出する資産目録の記載内容についてもっと注意しておくべきでした。
- 破産管財人に納得してもらうための証拠資料の準備は大変な作業でしたが、YTOの支援で無事準備ができました。