<相談概要>
- 倒産前、負債が1億3500万円とかなりの債務超過になっていました。
- 倒産前、債権者に支払いができない状況になっていました。
- 倒産前、債権者に支払いを待ってもらう状況になっていました。
- 倒産前、債権者への支払が約束通りにできませんでした。
- その結果、債権者から代物弁済を求められました。
- その結果、債権者が代物弁済として車を持って行きました。
- その結果、債権者が代物弁済として重機を持って行きました。
- 破産申立時にこの代物弁済の件を報告しなければならないでしょうか。
- 破産申立時にこの代物弁済の件をどのように報告したらいいでしょうか。
<解決方法>
- 倒産前の代物弁済の状況を確認しました。
- 倒産前の代物弁済が適切な内容であったかを確認しました。
- 倒産前の代物弁済が資産売却に当たるか否かを確認しました。
- 倒産前の代物弁済が破産管財人に報告する事案に当たるか否かを確認しました。
<依頼者の声>
- 倒産前に債権者が未払金100万円の代物弁済として車を持っていきました。
- 車の評価額は200万円でした。
- 倒産前に債権者が未払金300万円の代物弁済として重機を持っていきました。
- 重機の評価額は500万円でした。
- 債権者に債務額以上の評価額となる車と重機を持っていかれたので困ったことになりました。
- 評価額以上の支払を代物弁済してしまった件をどうしたらいいかで悩んでいました。
- 偏頗弁済に当たるのではないかと悩んでいました。
- 破産管財人に正直に伝えたところ、資産売却として資産目録に記載をするよう指示を受けました。
- 破産管財人は債権者に車の評価過払相当の100万円、重機の評価過払相当の200万円の返金を求めました。
- 過払になることが分っていながら車と重機の代物弁済に応じたことを咎められると思っていました。
- 破産管財人に正直に報告したところ、叱られはしましたが特に大きな問題にはならずに済みました。
- 正直に報告をして良かったと思います。
- 債権者から代物弁済を求められても応じるべきではありませんでした。