<相談概要>
- 破産申立前、資金繰りに窮していたことから先取特権・質権(別除権)の付いている財産資産を処分・譲渡してしまいました。
- 悪いこととは知りながら処分・譲渡してしまいました。
- どうしようもない状況に追い込まれて処分・譲渡してしまいました。
- しかし「破産申立時に大きな問題になるのでは」と怖くなり、悩んでいます。
- 破産申立時に処分・譲渡を大きな問題にしないための対処方法を教えて下さい。
<解決方法>
- 破産申立前に処分・譲渡をした財産資産を確認しました。
- 破産申立前に処分・譲渡をした財産資産の別除権等の権利関係を確認しました。
- 破産申立前に処分・譲渡をして得た金額を確認しました。
- 破産申立前に処分・譲渡をして得た金額の使途を確認しました。
<依頼者の声>
- 破産申立前に処分・譲渡をした財産資産を資産目録で正直に報告しました。
- 破産申立前に処分・譲渡をした別除権のある財産資産を陳述書で正直に報告しました。
- 破産申立前に別除権のある財産資産を処分・譲渡をした経緯・理由・使途を上申書で正直に報告しました。
- 弁護人から破産管財人に破産申立前に処分・譲渡をした別除権のある財産資産の状況等を説明してもらいました。
- 弁護人から破産管財人に「やむを得ない状況に追い込まれての処分・譲渡で、不適切な使途はしていない」とも説明してもらいました。
- 破産管財人からは不適切な行為である旨の指摘を受け、問題視されました。
- しかし調査対象にもなりましたが、正直に報告をしたことで大きな問題にはならずに済みました。