<相談概要>
- 破産申立前の支払いをどうしたらいいかで悩んでいます。
- 優先債権の支払いをどうしたらいいかで悩んでいます。
- できれば従業員の給料・税金は支払いたいと思っています。
- しかし優先債権の従業員の給料・税金を支払うと、未払金の支払・借入金の返済ができなくなるため悩んでいます。
- 意図的に未払金の支払・借入金の返済をおこなわず従業員の給料・税金の支払だけをおこなった場合、後々の債権者集会で問題になるのではないかと心配です。
- 破産申立前に意図的に優先債権(従業員の給料・税金)を支払った場合に問題になるかを教えて下さい。
<解決方法>
- 破産申立前はどうしても支払資金が限られます。
- 支払資金が限られるため、優先債権(従業員の給料・税金)の支払に悩んでしまいがちです。
- しかし破産申立前に意図的に優先債権(従業員の給料・税金)の支払をおこなっても偏頗弁済に当たることはありません。
- 破産申立前に意図的に優先債権(従業員の給料・税金)の支払をおこなっても差支えありません。
<依頼者の声>
- 破産申立前の限られた支払資金から優先債権(従業員の給料・税金)の支払をおこないました。
- YTOに「破産申立をしても個人の公租公課は免責にならない」と教えてもらい、破産申立前に個人の公租公課の支払をおこないました。
- 破産申立前に健康保険の未納金額の支払を済ませておいたため、破産申立後に国民健康保険への変更手続きも問題なくできました。
- 破産申立前に公租公課を優先して支払いましたが、後々の破産申立の手続きで問題視もされませんでした。