相談内容
倒産前のお金の使い方について教えてほしい。
相談の経緯
倒産前のお金の使い方をお教えしています。
倒産前のお金の使い方で違法な使い方となってしまう場合がありますので注意が必要です。
違法なお金の使い方は、主に以下の①~③のケースとなります。
① 親族・友人からの借入金の返済。
② 家族口座への振込。(本人使途のお金の隠ぺい目的として)
③ 一部の特定の債権者への支払。
違法なお金の使い方として破産管財人が認定した場合には、破産管財人はお金を受領した者にお金の返還を求めます。
- ①についてよくあるケースは、倒産前に親や友人からの借入金を返済することです。(全額または一部金)
破産管財人は、これを認めることはありません。 - ②についてよくあるケースは、倒産後の生活費を子供名義の口座に振込み隠ぺいすることです。
破産管財人は、これを認めることはありません。 - ③についてよくあるケースは、個人的に世話になった債権者にだけ大きな金額の支払いをすることです。(または、取立の厳しい業者にだけの支払です)
破産管財人は、これを認めることはありません。
倒産前のお金の使い方は、全ての債権者に平等であることが前提となります。
但し、労働債権(給料)についての支払は認められます。
一定金額までの個人(本人)使途の支払も認められます。
相談の要点
倒産前のお金の使い方は、合法的でなければなりません。
非合法な使途については、破産管財人が返還の手続きを行います。
倒産前に使うお金とは、「個人(本人)のお金」・「会社の売上金」のことを言います。
倒産前に手元にあるお金を支払に優先して「倒産手続き費用」として仕様することは合法的です。
労働債権(給料)の支払は合法です。
一定の金額までの個人使途も合法です。
倒産前のお金の使途は「従業員」と「自分(認められた一定の範囲で)」と「倒産手続き費用」です。
それ以外には使うべきではありません。
倒産前に確定している売掛金は「倒産手続き費用」に充当できます。
YTOの支援
* YTOは、合法的に倒産前にお金を使うことができるように支援します。
* YTOは、倒産前のお金を合法的に個人使途ができるように支援します。
* YTOは、売掛金を合法的に倒産手続き費用に充当することにより、手元にあるお金を合法的に個人使途ができるように支援をします。