- 倒産経験者だからこそお伝えできることがあります。
- 破産申立時に必要な決算書を準備できませんでした。
- 破産申立時に直近2期分の決算書の提示を求められました。
- 破産申立時に直近2期分の勘定科目内訳明細書の提示を求められました。
- 決算月は3月ですが、1月に破産申立をしたので当期は未決算でした。
- 当期が未決算であったため、破産申立時に決算書を提出できませんでした。
- 破産管財人には報告しましたが、未決算を理由とした決算書の未提示は認められませんでした。
- 破産管財人から決算書の提示を強く求められてしまい、困ったことになりました。
お伝えをしたいこと
- 破産申立には直近2期分の決算書の提出が義務付けられます。
- 破産申立には直近2期分の勘定科目内訳明細書の提出が義務付けられます。
- 「決算月の直前に破産申立をしたため当期は未決算です」と言っても通用しません。
- 破産管財人は決算月の直前の破産申立であっても、当期の決算書の提出を命じます。
- 破産管財人は決算月の直前の破産申立であっても、当期の勘定科目内訳明細書の提出を命じます。
- 決算月の直前に破産申立をする場合には当期の未決算への対策を講じておく必要があります。
お教えをしたいこと
- 決算月の直前に破産申立をする場合、未決算であっても決算書・勘定科目内訳明細書を提出しなければいけません。
- 未決算の場合、決算書・勘定科目内訳明細書に代わる以下の書類で内容を報告することは可能です。
- 銀行元帳
- 現金元帳
- 資産目録
- 統括一覧表
- 上記4つの書類で破産管財人に当期の決算内容と資産内容の詳細の説明ができれば未決算の問題は解決できます。
私の教訓
- 決算月の直前に破産申立をしたので当期分の決算書と勘定科目内訳明細書の準備ができず困ったことになりましたが、対処方法がありました。
- ⇒当期の決算の内容がわかるように銀行元帳・現金元帳・資産目録・統括一覧表を詳細に作成しました。
- ⇒破産管財人が決算書と勘定科目内訳明細書で確認する調査項目を上記の4つの書類から確認できるように準備しました。
- その結果、破産管財人に了解してもらうことができました。
*YTOは破産申立時の未決算の対策を支援します。
*YTOは破産申立時の未決算による不安解決を支援します。