総勘定元帳とは…
- すべての取引を勘定科目ごとに分類した会計帳簿のことです。
- 総勘定元帳は現金勘定や売上勘定などすべての勘定科目の記入欄が設けられている帳面です。
- 勘定科目ごとのすべての取引が記載された勘定口座を集めた会計帳簿で、仕訳帳とともに主要簿を構成するものです。
総勘定元帳について知っておきたいこと
- 総勘定元帳にもとづき、貸借対照表と損益計算書が作成されます。
- 総勘定元帳にもとづいた貸借対照表と損益計算書により、決算書(財務諸表)が構成されます。
YTOからのアドバイス
- 破産手続きにおいて破産管財人は直近2期分の決算書(財務諸表)を確認します。
- 粉飾決算等の不適切な会計処理をしている場合、破産管財人は総勘定元帳を確認します。
- 粉飾決算は総勘定元帳と貸借対照表・損益計算書の不一致により確認できます。
- 一線を越えた不適切な会計処理はこの確認により明らかになります。
- 注意が必要です。
- したがって一線を越えた不適切な会計処理を疑われた場合には総勘定元帳の提示を求められます。
- 破産手続きにおいて「総勘定元帳がありません」や「総勘定元帳を作成していません」は通用しません。
- 注意が必要です。