民事再生とは、債務者自身がそのまま財産管理や事業を続けながら、倒産しかけた会社を再建する手続きのことです。
民事再生は、再建計画に従って営業活動を継続しながら、債務の一部免除や返済期間の繰り延べを行って会社を立て直すことです。
民事再生について知っておきたいこと
- 裁判所に再生手続きの申立をすると、保全処分の命令が出され強制執行や差押えなど債権者が個別に債権を回収することが禁止されます。
- 債務者は債務の支払が禁止され、手形の振出し・新たな借入等ができなくなります。
- 債権者は、裁判所に定められた期日までに債権額の届け出を行います。
- 債務者は、裁判所に定められた期日までに再生計画案を提出します。
再生計画案は債権者への弁済計画案です。債務の棒引き等の案・債務の返済期間の案になります。
再生計画案は債権者集会で出席者の多数決で同意されなければなりません。
債権者の同意が裁判所での認可の条件となります。
YTOからのアドバイス
「再生計画案が期限内に提出できない」
「債権者集会で否決される」
「裁判所での認可が得られない」
「再生手続きの申立が棄却される」
このような場合は、そのまま破産宣告を受けることとなります。
このような状況で破産宣告を受けた場合、破産の準備をすることができませんので要注意です。
民事再生の手続きが必ずしも良い結果につながらない場合があることも念頭に置いておくことが必要です。
YTOの支援
- YTOは、民事再生手続きが上手く行くかどうかの判断から支援します。上手く行かない場合には破産宣告を受けることとなりますので慎重に支援を行います。
- YTOは、民事再生手続きの再建計画作成を支援します。