仮差押えとは、金銭債権において「その財産を差押える用意があるので勝手に処分をしてはならない」とする裁判所からの財産保全命令のことです。
仮差押えについて知っておきたいこと
一般的に法人に対しての仮差押えは、在庫商品・設備機材・預金口座・売掛債権 等に対して行われます。
金融機関が仮差押えの手続きを行うことはあまりありません。金融機関は期限の利益喪失の約定にもとづいて一括返済の訴訟を起こしてくることが一般的です。
買掛先等の一般債権者が、資金回収ができない場合に仮差押えの手続きを取ってきます。
YTOからのアドバイス
売掛金を倒産手続き費用に充当する場合、売掛金に対して債権者から仮差押えの手続きを取られないようにする注意が必要です。
仮差押えは、債務者に気づかれないように財産調査が行われ、突然裁判所から通達されることとなりますので注意が必要です。
但し、仮差押えは、裁判所の手続きになりますので一定の期間が必要となります。2日~3日で仮差押えができるわけではありません。
倒産準備の段階で仮差押えをされそうな場合には、その対処をしておくことが必要です。
YTOの支援
- YTOは、仮差押えを回避する準備を支援します。
- YTOは、仮差押えをされる前に破産申立・免責申立ができるように支援します。