“債権者リスト”とは…
- 破産申立をする際、申立人に作成が義務付けられた債権者の一覧表のことです。
- 債権者リストには債権者の、
- 氏名
- 住所
- 借入の始期と終期
- 借入の残高
- 借入の原因
- 保証人の有無
- 最終返済日
- 担保の有無
- などを記載することになります。
“債権者リスト”について知っておきたいこと
- 裁判所は債権者リストにより申立人の負債状況を確認します。
- 裁判所は債権者リストにもとづき債権届け出書を債権者に送付します。
- したがって債権者リストに債権者の漏れがあると債権額の確定ができなくなり、大きな問題となることがあります。
YTOからのアドバイス
- 意識的に債権者リストに特定の債権者を記載しないと、後々大きな問題になりますので注意が必要です。
- 具体的には以下の通りです。
- 特定の親族からの借入債務を記載しない場合
- 特定の友人の借入債務を記載しない場合
- 特定の買掛債務を記載しない場合
- 親しい関係先に「倒産情報を知られたくない」と記載しない場合
- 記載しなかった債務は破産後も残ることとなります。
- 破産後に大きな問題になることがありますので注意が必要です。
- 意図的に記載しなかったと判断された場合には免責が認められなくなることがありますので注意が必要です。
- 債権者リストにはありのままの債権者を漏れなく記載しなければなりません。